16日(日)に予定されていた名柄集落の豊年祭が台風16号の接近に伴い急遽
一日早めて行うことになり,午前8時30分から準備を行いました。土俵の飾り付
けや受付の準備,机や椅子を並べたりおにぎりの準備など,協力しながら手際よく
準備を進めていきます。
午後1時半の振り出しに合わせたかのように,それまで激しく降っていた雨がや
み,豊年祭が始まりました。大人の後ろからやや緊張気味の小中学生が続きます。
土俵の周囲を「ヨイヤ,ヨイヤ」のかけ声とともに練り歩き,土俵開きが終わっ
たあとは,小中学生の取組です。小学生3人のうち2人は初めての豊年祭です。
まわしをつけるのも相撲をとるのも初めてで,緊張いっぱいの表情です。それで
も勝負が始まると真剣な顔つきに変わり,互いに相手に負けまいと必死の取組が続
きます。
1分を超える長い相撲もあり,会場の観衆から大きな拍手や声援が送られました。
続いて中学生の取組です。こちらも3人のうちの1人は初めての豊年祭で,まわ
しも相撲も初めてです。中2同士の取組ではさすがに地元の男子生徒が毎年豊年祭
で相撲をとっていることもあり,2番とも勝ちました。ところが中学生3人のうち
の1人は体重百キロ超の相撲部男子。さすがにこの中3男子には2人とも歯が立た
ず,すぐに押し出されてしまいました。
この後は,青壮年の取組,親子相撲など雨の合間を縫って取組が行われました。
途中,名柄やちゃ坊や赤ちゃんの土俵入り,婦人会の踊りなどもあり,約2時間
の豊年祭が終了しました。
終了後は台風が接近していることもあり,すぐに手分けして会場の後始末にはい
ります。全員がてきぱきと動き,みるみるうちに会場はすっかりきれいになりまし
た。今回,急遽日程の変更があったにもかかわらず皆で力を合わせ,悪天候でも豊
年祭が昨年以上に盛り上がったのも名柄集落の方たちの団結力の表れだと感じまし
た。本校の子どもたちにとっても心に残るすばらしい地域行事となりました。
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