
宇検村立名柄小中学校
鹿児島県大島郡宇検村の名柄という集落にある,小中併設の学校です。 学校の規模は小さいですが,みんななかよく元気に頑張っています。 〒894-3521 鹿児島県大島郡宇検村名柄1263番地 TEL 0997-67-6456 FAX 0997-67-6456 Mail nagara2002@po12.synapse.ne.jp
中学校英語と中学校理科の研究授業を実施しました。
2人は,これまで熱心に教材研究に取り組み,指導案の作成,発問・板書計画の練り直し,教材・教具の準備,数回の模擬授業を行ってきました。
英語の学習は,生徒が楽しく学習できる指導法が満載で集中して学習に取り組んでいました。
理科の学習では,教師が生徒の主体性や発表力を伸ばそうという意図が発問や教材教具の工夫からひしひしと伝わってきました。
他の職員も授業参観・授業研究等で積極的な関わりもってくれました。
2人の教師は,これまでの取組や努力,準備等を通して,多くの人に支えられ期待され,日々成長することが自分の更には子どもの幸せにつながると確信してくれたと思います。
来週から,子どもたちの笑顔に出会うためさらなるチャレンジを!
昨年2月に茶道教室の講師をお願いした二人の先生が,今日名柄校を訪問してくださいました。
茶道教室での活動は,子どもにとっても職員にとっても「本物に触れる」「本物を知る」貴重な体験となりました。短い時間でのお二人との交流でしたが,このことがきっかけで,今年度の教育課程に「本物に触れる」「本物を知る」教育活動を位置づけることにしました。
そのようなことから,今日は,10月29日に計画されている茶道裏千家淡交会の「鹿児島沖縄奄美大島和合の茶会」(竜郷町文化センター)の御案内をわざわざもってきてくださったのです。特に,今回は,京都の宗家も奄美に来られるということで,ぜひ職員や子どもたちにも紹介してくださいということでした。
一期一会が,また素晴らしい再開をもたらしてくれました。お二人の気持ちに深く感謝することでした。
校朝会で3名の先生方が心に残る,心に届く話をしてくださいました。
教頭先生は,「席をはなれるときは椅子を入れる。履物をそろえる。」このことが自然にできることのすばらしさを話しました。
このことは,自分でできることは自分でやり,よく考えて行動し,節度ある行動をするという道徳的な態度の育成と深い関連があります。子どもたちの日ごろの様子を例に出し語りかけるように話してくださいました。
中2担任の先生は,学力アップドリーム週間(6/20~7/1)についての話でした。家庭学習習慣化のための保護者の宣言,子どもたちの家庭学習の宣言を紹介しました。今年度からの新たな取組です。
子どもも,教師も,保護者も,それぞれの立場で学力アップに努めます。この2週間後は,子どもの学力がパワーアップしていることでしょう。まさに夢の実現です。
中3担任の先生は,自分の持つ思いやり・優しさを行動にあらわすことの大切さを話しました。名柄校には,今後,村の活性化事業(親子山村留学)で体験入学の小中学生が訪れます。
不安や悩み,緊張感をもってくる仲間・友だちのために「喜んでもらえること,うれしいと感じてくれることができたらすばらしい。」と結んでくくれました。
子どもたちは,真剣なまなざしで聞き,しっかりと受け止めた表情でした。
今週24(金),中学校で理科・英語の研究授業があります。そして,27(月)は,国語科の複式学習指導の研究授業も計画されています。
研究授業のねらいは,4月からこの3か月間で知識・技能,学び方,発表力・表現力など,どれだけ確かな力をつけたかを検証します。
特に,①課題解決学習における自力解決(一人学び)の場の確保,そして,②解決したこと・調べたことを筋道だてて発表・説明できるかが,研究授業の見どころ(検証内容)となります。
3人の先生方は,子どもの実態をもとに深い教材研究のもと指導法の工夫を図り,発問計画・板書計画をくり返し練り直しています。
3人は,指導案の実践を可能にするためにここ1・2週間これまで以上に授業改善,指導法の工夫,子どもたちの学び方の定着について努力しています。
子どもで成果を出す授業の成否は,研究授業にいたるまでにどれだけ教師が課題意識をもって意図的・計画的に取り組んできたか?にかかっていると私は思っています。
名柄校区の親子山村留学の準備がすすんでいます。すでに委員会・役員会を5~6回もち,それぞれの回ごとに先進地である阿室校区の会長,事務局長,教職員の皆さんから受け入れについての配慮事項を教えていただきました。
そして,今朝は,9時前から受け入れるための住宅周辺や空き家の清掃です。青壮年,婦人会,五十六会,児童生徒,教職員が,梅雨明けを思わす暑い中,流れる汗を拭きながら2組に分かれて作業です。
住宅周辺を明るくするために,10メートルはあるかという木に登り枝を落としていきます。
下からは,常に安全面に気をつけさせる声をかけます。
約2時間後,驚くほど視界がひらけ明るくなりました。
空き家の掃除は,古い畳出し,家の中の大掃除,庭木の剪定などです。
約3時間の作業で,2つの住宅はとてもきれいになりました。
お昼は,婦人会の方々がみなさんの労をねぎらい,おいしいうどんやおにぎり,天ぷら等を公民館に用意してくれていました。
まだ見ぬ家族の喜ぶ顔や幸せを願い,ボランティアで流す汗,集落の人々のまとまり,名柄の人々の優しさには,これまで何度も感動してきました。
これから,転居してくる家族の方々も,名柄の住民の方々の温かさや思いやり,そして結いの心のすばらしさに気づき,楽しい生活のスタートを切っていただけると確信しています。
お待ちしています。
最近のコメント