宇検村立名柄小中学校
鹿児島県大島郡宇検村の名柄という集落にある,小中併設の学校です。 学校の規模は小さいですが,みんななかよく元気に頑張っています。 〒894-3521 鹿児島県大島郡宇検村名柄1263番地 TEL 0997-67-6456 FAX 0997-67-6456 Mail nagara2002@po12.synapse.ne.jp
先日の学校訪問でも,校内が美しく整っていることや掃除がいきとどいていることについてお褒めの言葉をいただきました。
教室は,児童生徒にとって生活の場であり,学習の場であり,ふれ合いの場でもあります。このように,教室は子どもの人間形成が行われる場であることから,この環境をどうつくり上げるかは教師(担任)にとって極めて重要な仕事となります。
設営物には,常時掲示しているものと張り替えていくものがあり,張り替えの時期やタイミングを逸しないことが大切です。
本校の職員は,これらのことをよく理解し子どもにとって教育効果が上がり,しかも楽しく興味を引く設営にチャレンジしています。
わたしは,職員に動く設営を心がけてほしいとお願いしています。
6月11日~15日は学級設営交流週間です。子どもたちにとって,どんな楽しい設営が登場するか,請うご期待!!
また,紹介します。
名柄集落の清掃がありました。心配された雨も集落の皆さんの思いが通じたのか朝から晴れ間がのぞく天気となりました。 8時前には,公民館前に何と70名以上の皆さんが集まっています。子どもたちも,草取りや竹ぼうきなどを手に集まっています。これまで以上に地域の一員としての自覚が感じられます。 約2時間,草取り,木の枝や草集め,溝そうじなど,どの子も一生懸命取り組んでいました。 集落の方も子どもたちの熱心な姿を見て,多くの賞賛・激励をしてくださいました。また子どもたち自身も自分たちが掃除して美しくなった広場等を見てとても満足そうでした。 体験活動は,事前指導と事後指導そしてなにより喜びや満足感・達成感で終わることが大切だと,子どもの表情や姿を見て感じることでした。
「子どもたちが,魚釣りをしているよ。」という声を聞いたので,漁港の方へ様子を見に行きました。すると活性化委員会の会長さんが,山村留学で転校してきた小学生と一緒にイカ釣りをしています。会長さんは,常に校区の発展や子どもたちの幸せを願い,集落や学校のためにご尽力くださっています。名柄小中学校の児童生徒を自分の孫のように声をかけ可愛がってくださいます。
子どもたちは,先日,今一歩のところで大物の水イカを逃がしたようで,「イカを必ず釣る。」と闘志を燃やしています。
3人は,いざという時のためのライフジャケットもしっかり身につけ,黙々と餌木を遠投します。なかなか様になっています。
まだ1匹もつったことがない私にとって強力なライバルの登場となりました。
午後から,年度初めの村教育委員会の学校訪問でした。
どの学級の授業も,日々の熱心な指導が伺える児童生徒主体の充実した内容でした。先生方は,指導略案の他に発問計画や板書計画もたて,教材・教具の準備,教育機器の活用も多くみられました。学習の流れを示し,体験や実験,操作など,考えることを大切にした学習でした。
教育委員の方々から多くの賞賛の言葉をいただくとともに,指導主事の先生からは「どれも研究授業に値する内容でした。」という指導をいただき自分のことのようにうれしく感じました。
1年生~ 堂々とした態度で自信をもって発表しています。操作活動等も意欲的で学習を楽しんでいます。 たった2ヶ月で,ここまで成長していることに感動を覚えます。
3・4年生~4年生のガイド学習には驚きました。しっかり学び方を身に付け,ど
んどん学習をすすめています。3年生は一人ですが,一人ガイドで自信をもって取り
組んでいました。すばらしかったです。
5年生~教材・教具の準備や前時までの学習内容の掲示物も用意され,子どもたち
が既習内容をいかし楽しく操作活動に取り組んでいました。かねてから教育機器の有
効活用に努めています。
中1年生~歴史の流れを大きな時代区分ごとにつかませるために,楽しく学べるワ
ークシートをもとに作業に取り組んでいます。教師は,板書用の教材・教具も用意し
ていましたが,この教材は今後校内に掲示して有効活用できそうです。
中2学年~動画を使った意欲付け,学習課題の焦点化,学習の流れの理解,主体的な実験による気づきなど,体験や思考・判断を大切にしたきめ細かな学習です。いつもと変わらぬ熱心な指導です。
中3年生~生徒が前に出て,自分の解決方法を相手に分かりやすく説明する場面でした。発表力や説明力の伸びが感じられ,生徒の自信に満ちあふれた学習態度に委員の皆さんは感激していました。
子どもも職員も楽しく,そして確実に一進歩です。
明日から6月,これまで以上に笑顔と自信にあふれる学級・学校づくりが展開され
ることでしょう。
「○○先生が,作ってくれました。」と,手に紙飛行機をもっています。「一緒に飛ぶのを見てください。」と誘われたので,オープンスペースへ。
「1・2・3,飛んだ,飛んだ。」他の子も,いろいろ種類の紙飛行機を紹介してもらったようです。私もはじめて見る紙飛行機や,飛ばし方の工夫が必要なものもありました。
子どもたちの楽しそうな様子をみながら,ふと私も小学生のころ青空に向かって思いっきり放り投げると,上空で水平飛行になり、大きく緩やかな弧をえがきながら,白い翼をキラキラ輝かせて静かに滑空する………自分の自慢の紙飛行機がそんな飛行をしたとき,自分も大空にはばたいているような錯覚にとらわれたことを思い出しました。
今日と明日は中間テストです。中1にとっては,初めての定期テストとなります。教室を訪問すると数学のテストに取り組んでいます。生徒にとって,定期テストのねらいは,次のようなことがあげられます。
1 意欲や目標をもって復習等に計画的・集中的に取り組み学力をしっかり身に付けるとともに,自分から計画を立て学習しようとする態度を身に付ける。
2 自分が理解しているところ,理解していないところに気づき、これからの自分の学習態度や家庭学習の見直しを図る。また,新たな到達目標をもつ。
3 予想(期待)以上の成績の場合,現在の学習習慣をさらに発展させる。
私は,テストの点数も大切ですが,それ以上に事前指導や事後指導が大切だと考えています。つまり,結果をもとに子どもの努力や取組を賞賛・激励しさらに意欲をもたせたり,今回のテストでどのような学びや態度を身に付けたのか自覚させたりすることです。自己評価であるテストを生徒自身がしっかりながめ分析し,テストに2~3文で取組や結果を踏まえ感想などを書かせることも大きな効果があると考えています。
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