宇検村立名柄小中学校
鹿児島県大島郡宇検村の名柄という集落にある,小中併設の学校です。 学校の規模は小さいですが,みんななかよく元気に頑張っています。 〒894-3521 鹿児島県大島郡宇検村名柄1263番地 TEL 0997-67-6456 FAX 0997-67-6456 Mail nagara2002@po12.synapse.ne.jp
中学1年生と中学2年生の国語の学習は,授業参観をするたびに目標が明確で,付けようとする子どもの能力が明確です。生徒の側からいうと,「どんな言葉の力をつけるのか」,「そのためにどのような活動をするのか」「,最終的にどのような作品を仕上げたり,表現活動をしたりするのか」ということがはっきりしています。
そのため,生徒は意欲的に学習に取り組み,ことばの力を確実に付けているというのを実感しています。
中2男子が作った「Fishing World」という釣りの道具や使い方を紹介した小冊子。
中2女子が取り組んだ「好きな曲を紹介しよう」というリーレット。
両方とも,分かりやすく簡潔な表現,文や言葉の強調,写真,絵など,楽しく取り組んだ様子がよく分かります。
何よりも,生徒自身が満足感や達成感を持った表情をしています。
技術準備室に教頭先生が励ましの掲示物を作りました。中2男子が,掲示物を見ながら鹿児島市で開催されるロボコン大会への目標を語ってくれました。
「ぼくは,九州大会が目標ではなく,全国大会出場が夢です。絶対行きたいです。」
と目を輝かせながら自信満々に話します。中学生6名は,運動会終了後から,放課後や休みの日も返上で製作に取り組んでいます。中には,今週に入り,いつもより30分以上も早く登校し,ロボットの最終調整やロボット操作の練習を繰り返しています。
楽しそうにしかも集中し真剣な姿を見るたびに,わたしの心の中に「名柄の子どもたちは九州大会出場,さらに全国大会出場を実現する」という期待が膨らんできます。
さらに,ロボット大会への取組が,学習面や生活面にもすばらしい変化をもたらしています。あいさつや掃除,ボランティア活動への取組が積極的になり,学習でも発表の声や集中力が増しています。
「確かな夢は大きな力となり,夢の実現に向かうひたむきな努力は子どもを成長させる。」ということを子どもたちが証明しています。学校が明るく元気です!
奄美市のホテルで,村内の中学3年生を対象とした「テーブルマナー教室」が開
かれました。これは義務教育の終了を控えた中学3年生に食事の基本的な知識を身
に付けて欲しいと毎年この時期に行われています。
ホテルに到着すると生徒たちは無口になり,緊張が高まってきつつあるのがよく
分かります。会場に案内され,セッティングされたテーブルに着き,いよいよ昼食
会の始まりです。
目の前に一つ一つ運ばれてくる料理をフォークやナイフを懸命に使いながら,味
わいます。本格的なコース料理に,生徒たちも一足早く社会人になった気分を味わ
うことができたようです。
今回このような貴重な機会を与えていただき,生徒たちとともに感謝の気持ちで
いっぱいになりました。
毎週金曜日に読み聞かせを行っていますが,今回は小5の児童たちが本の紹介を
してくれることになり,「読み聞かせデビュー」を果たしました。2人の児童はこ
の1週間,本の選定から練習まで入念に準備をしてきました。今回は2人でおすす
めの絵本の紹介です。今回は読書指導係の先生が書画カメラを準備して下さり,い
よいよスタートです。
テレビ画面に絵本を映しながら,この本の中で一番の山場だと思うところを感情を
込めて読んでいきます。子どもたちはもちろん先生方もいつもの読み聞かせ以上に
真剣に聞き入っています。
一人ずつ読んだあと,最後に来週読んで欲しい子どもを指名しました。指名された
子どもは少し驚きながらもやる気十分です。
これまで教師が続けてきた読み聞かせの種はいつの間にか子どもたちにしっかり
根付き,「自分もやってみたい。」という気持ちを子どもたちの心に育ててきたよ
うです。学級での読み聞かせや学級の子どもたちを連れての毎日の図書館利用,読
書コーナーの設置,一口感想文など先生方の子どもに対する愛情や積極的な関わり
が今回の子どもたちの積極的な姿勢を育てたのでしょう。子どもたちの成長にうれ
しさを感じるとともに,読書の楽しさに気付きそれを周りに広めようとする子ども
たちの姿に感動を覚えました。
台風21号の接近に伴い,始業を少し遅らせ車での登校をお願いし8時30分からのスタートとなりました。
10時を過ぎた今も,外は強風が吹き荒れています。
その強風も耳に入らないぐらい集中して,中学生は中間テストにのぞんでいます。
先生方には,授業と連動したより質の高いテストを作成することをお願いしました。また,生徒には,テスト勉強の仕方,テスト範囲を3回通ることなど,主体的・計画的な学習の育成を図っていただきました。
テスト結果(点数)についても,点数で一喜一憂しがちですが,「生徒がどの問題が解けて」,「どの問題が解けていないのか」に着目して,称賛激励,指導助言,またあるときは叱咤激励してほしいと考えています。
「点数は,自分の目標に届いていなくて残念に思っているかもしれないけど,説明や根拠をあげながら応える問題の解答はすばらしい。もっともっと伸びると思うよ。」
「努力が大きく実を結んだね。えらいよ。先生ももっと力がつくように楽しい授業をすすめていくね。これからが楽しみだよ。」
このような,テスト後の会話がなされることでしょう。
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