宇検村立名柄小中学校

２月の児童生徒会活動の反省と３月の計画です。２年生の生徒会長と副会長は名コンビで会を進行していきます。

途中黒板の字のことで脱線したり，話が少しだけ横道にそれたりしますが，それぞれが自分の考えをしっかり述べます。進行や司会もしっかり板についてきました。これからのリーダーシップにも期待が持てます。

児童生徒の自主的，実践的な態度を育成することは，学校生活においてよりよい人間関係を築いたりすることに結びついていくことでしょう。

　先生方は，子どもの学力，特に発表力や説明力を伸ばすために日々授業改善に努めてきました。意欲的に授業づくりに取り組み，楽しく分かる授業，体験を大切にした授業,書くことと発表・説明を結びつけた授業，話合いを取り入れた授業，考えさせる場を確保した授業などに取り組んできました。

  その成果は，地区の研究公開でも多くの称賛やお褒めの言葉をいただきました。子どもたちの姿や学習態度からも，一人一人の授業の水準はかなりのレベルまで高まっていると感じています。

  今回，多くの先生方が大島地区の教育論文に応募し学校賞をいただきました。昨年度に続く２年連続の快挙です。すばらしい職員です。

本校では，小中併設校の特色を生かし合同給食を実施しています。合同給食は，９か年の小中一貫教育，異年齢集団による学びや成長，小学生と中学校職員・中学生と小学校職員の交流など，小規模校ならでは教育です。

全職員が食育の重要性を理解し，「天地の恵みと多くの人に感謝して，生命のもとを，楽しく食する合同給食」を目指しています。

準備や後片付け，給食の運営など，これまで以上に児童生徒にゆだねアイデアや発想を取り入れることで，合同給食がこれまで以上に大きな教育的効果をもたらすと考えています。

現在，４校時の終了が，小学校が中学校より１０分早いので小学校が準備を担当していますが，来年度は教育課程を見直し，準備も小中合同でできないかと考えています。

　今後，このことについては，来年度の教育活動の見直し・質の向上の一つとして，職員に期待しているところです。

　来年度は、さらに充実した合同給食となることでしょう。

子どもコーナーに，けん玉が１個だけしか以前はありませんでした。しかし，昼休みに子どもや先生方がゆずり合いながら楽しく遊んでいます。子どもや先生方から「正式な日本けん玉協会のけん玉がほしいなあ～～。」というつぶやきの声が……。

そこで，早速，注文したところ，週末に３つ届いたので子どもたちに紹介したところ，とても喜んで遊んでいました。

放課後，子どもコーナーで一年生と担任の先生が楽しんでしました。

子どもの欲するものを何でも買い与えることは，必ずしも教育的ではありませんが，学習やさまざまな教育活動において，「啐啄同時」…子どもたちの興味・関心に応じて，教師が「ここだ！」「今だ！」というタイミングで提供することは，やる気を育てると感じています。

昼休みの様子も明日以降紹介します。

　テニス部男子の大きな声が聞こえます。

  就職がきまった高校３年生は，自宅学習期間に入り週に１度登校すればいいそうです。最近，よく学校にきて後輩の様子を参観したり，部活動の練習相手になったりしてくれています。

　今日は，私の妻も声をかけられたようで，中学生ペアの相手をしていました。

　後輩思いの心優しい先輩は，いつも笑顔で優しい言葉かけをします。４月から社会人として就職しますが，彼は真面目に一生懸命努力し，先輩方からもきっと大切にされることでしょう。

子どもフェスタ終了後，午後から家庭教育学級を実施しました。

保護者の皆さんが，公民館に鍋を用意してくださり，みんなそろって食事会となりました。

その後，今回は，子どもたちの読み聞かせや図書紹介を中心にしたプログラムでした。

  保護者の皆様の努力により，ＰＴＡや家庭教育学級が充実してきています。このように保護者や教職員が連携し時間と場を共有しながらＰＴＡ活動を進めることは，親自身の子どもに対する教育やしつけを冷静にまた客観的に見つめたり，子どもたちの中でのわが子の成長や性格を把握したりする機会となります。そのことは，家庭の教育力の向上に直結していきます。

今後も，保護者が中心となり楽しみながら，しかも保護者自身が自己の成長を図れる活動を支援していきたいと思います。今日は，子どもたちの笑顔やうれしい顔をいっぱい見ることができました。これからが楽しみです。

第１回宇検村「子どもフェスタ」が９時から開催され村内の小中学生が集まりました。発表内容は，オリジナルソングの合唱や学習の成果，文化活動の紹介など感動する内容ばかりでした。

本校の小学生は１・４・５年生だけですが，３学年とも多読者賞をいただきました。

今日の子どもフェスタをとおして，子どもたちは，「わたしも三味線が引けるようになりたい。」，「島唄をならってみたい。」「堂々と発表したい。」「もっともっと読書に親しもう。」「落語を覚えて見たい。」など，大きな刺激を受けたことでしょう。

  名柄中のロボコンのデモンストレーションには，会場の児童生徒や保護者，村民の皆さんが驚きと称賛の声を挙げ，喜んでいただきました。

　事前に先生方が説明や発表の指導を十分にしてくださっていたので，子どもたちは堂々と自信にあふれた態度で終えることができました。

　この催しは，子どもたちに夢や希望，目標を与えるすばらしい事業となるでしょう。

　どの学級でも，いつもと変わらぬ地道な教育活動がすすめられています。焦点化された学習のねらい，興味・関心を大切にした体験的な活動，教育機器の活用，構造的な板書などです。

　先生方は，子どもたちとの今を大切にした授業を展開しています。一回きりの今が，一生のうちで一番大切な時だと思います。

　先生方の今を大切にする情熱や態度を子どもたちもしっかり学び，今を大切にする生き方・考え方が育つと期待しています。

　〔追伸〕

　今年のタンカンは，味も最高で収穫量も昨年以上にいいようです。学校にも職員から差し入れがあります。皆さんにもお届けしたいぐらい甘くておいしいです。

第３回縄跳び大会が，５・６時間目にありました。１・２学期は先生チームが優勝しています。今回は，これまで以上に子どもチーム（２チーム）は燃えていました。昨日までの縄跳び週間では，朝の練習，昼休み練習，体育の時間とみっちり練習を積んでいました。

特にうれしかったことは，中学生がリーダーシップを発揮し練習を重ねたことです。

縄跳び大会のねらいは，体力向上と同時に，心を一つに努力して子ども同士の人間関係を深めることです。

子どもたちは，熱い声援に後押しされて，決してあきらめず一生懸命飛び続け好記録が続失しました。

そして，子どもチームが優勝を勝ち取りました。さわやかな汗を流し，心の絆が深まりました。

名柄は，昼間は２０℃をこえる温かさで春の陽気です。

今日の掃除は，植物の世話をする「フラワー」の時間でした。花壇のきれいな花や梅と同様に，農園のホウレンソウや青梗菜も元気に育ち，みんなで収穫しました。

花や野菜と同じように，子どもたちも苦しいことやつらいこと，弱い心に負けず，一歩一歩成長することでしょう。

  希望のゴールは，目の前です。先生方と子どもたちは力を合わせ，学習のまとめや心のまとめに取り組んでいます。