
宇検村立名柄小中学校
鹿児島県大島郡宇検村の名柄という集落にある,小中併設の学校です。 学校の規模は小さいですが,みんななかよく元気に頑張っています。 〒894-3521 鹿児島県大島郡宇検村名柄1263番地 TEL 0997-67-6456 FAX 0997-67-6456 Mail nagara2002@po12.synapse.ne.jp
5月に入りどの学級も落ち着いた雰囲気の中で学習を進めています。
これまでもそうでしたが,最近,各クラス,教科で,子どもの発表力を伸ばそうとする工夫,体験を通し試行錯誤させ考えさせる工夫,一人学びの進め方を身につけさせる工夫など意欲的な実践が見られます。
今日は,小学校の複式学習指導と中学校の数学科の学習の様子を紹介します。
「力がつく!一人ガイドの進め方」という手引をつくって指導しています。一人でも,学習活動ですることを声に出し自分に話しかけるようにしてすすめていきます。実験的な取組ですが,主体的な学習態度や順序立てて話したりする力がつくと期待しています。
また,2・3年生の復習の小テストを一定時間内に解く取組も始めました。
数学的活動で実際に操作をさせて気づかせています。いろいろ動かしているうちに,生徒は解決することができて喜んでいました。教える授業から考えさせる授業への転換,考えさせる時間の確保など,教師自身も子どもとともに力をつけようとしています。
自分の解決方法を根拠・理由を述べながら説明させていきます。写真の生徒の見事な説明にとても感動しました。
そして,何よりうれしかったのは,学習の手順・方法を子どもに示し理解させたり,子どもが気づかなかったいくつかの考えを提示し,それを子どもに説明させたりする活動です。私は,これらを継続すれば,どんどん学力が付いていくと,これまで先生方に話してきました。
先生方の自己を高める新たなチャレンジ,子どもに力をつけたいという熱意に感謝しています。
名柄校に赴任されて約一カ月,明るく前向きにしかもパワフルに子どもや職員のために教頭先生という仕事を楽しんでくださっています。
朝,出勤すると校内に異状がないか点検し職員室を掃除してくださいます。
そして,登校する子どもを出迎え元気なあいさつ,子どもたちも心のこもった挨拶を返しています。
そして,国語科の授業も週12時間担当しています。女子職員が7割を占める名柄校にとって,とても頼れる存在です。
今日は,明日鹿児島市で開催される研修会に出席するために午後出発しました。
来週から,さらに教頭先生はパワーアップすることでしょう。
【こんな優しさ・思いやりも??】
誠実でしかも厳しさと優しさを兼ね備えた教頭先生です。
学校は,学習面・文化面・健康面の施設・設備が整っています。 特に,小中併設校である名柄校は,技術室,家庭科室,美術室など特別教室も充実しています。 これまで紹介したとおり,土日は老人会の皆さんが運動場でグランドゴルフを楽しんでいます。奄美は先週梅雨に入り雨の日が続いていましたが,今日は天気に恵まれ15名ほどの皆さんが集まっていました。 わたしは,この恵まれた文化・教育施設をこれまで以上に保護者や地域住民の方に活用していただきたいと考えています。 特に,図書室については,子どもたちの学習に支障がないかぎり毎日でも活用してほしいと,学校便りのほか機会あるごとに呼びかけています。 そのせいか,今年度に入り乳幼児のいらっしゃる保護者の方が図書室を利用してくださるようになりました。 今後,その輪を校区住民の皆様にも広げ,つながり・かかわり・絆を深める学校,また読書の校区づくりをすすめていきたいと考えています。つまり,学校が,子どもだけでなく校区住民の皆様の学習・文化・健康のセンターとしての役割を担っていけるよう連携を深めていきたいと思います。
昨日,村教科等部会の後,村体育館で村教職員バレーボール大会がありました。名柄小中学校は,昨年パート優勝
した大会です。![]()
今年も2連覇をと心ひそかに思いなが試合に臨みました。
1回戦は,21対20で最後に試合を決めたのは私
でした。
2回戦は,21対10で最後に試合を決めたのは教頭先生
でした。
見事優勝
と言いたいのですが
,2連敗
でした。
試合後,今回の敗因を分析するために会場を近くの食堂
に移し反省会を実施しました。
しかし,反省などはそっちのけで,楽しいお食事・おしゃべり会
になりました。(最初から,全員そのつもり
でした。)
怪我もなく気持ちのいい汗を流し,他校の先生方とも親睦・交流を深めることができました。![]()
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学校の教育活動を紹介し,授業参観そして,学校自慢のロボット体験をしていただきました。
気がつくと,全職員・全児童生徒でのおもてなしとなりました。
さらに,今日は,大阪からゴールデンウィークを利用し家族と里帰りした5年生の女の子が体験入学に来ました。
小学生と学習したり体育の学習でバスケットを楽しんだりしていました。女の子は,バスケットがとても上手で,見事なドリブル・シュート・パスに名柄の子どもたちはとても驚いているようすでした。
この女の子は,笑顔がとってもすてきでした。明日は,大阪に帰るそうです。こんな心温まる手紙までいただきました。ありがとう,また遊びにおいでね。
半年後の名柄校区活性化事業がスタートすれば,このようなうれしい学校訪問や体験入学が増えることでしょう。
これからのすてきな一期一会が楽しみです。
昨日の夕方,学校から自宅に帰るとパラパラ雨
が降りました。
【砂利が軽く濡れる雨が降りました】
いつもと感じのちがう雨だなあと感じていると,夜のニュースで「沖縄と奄美が梅雨入りしたとみられます。奄美は,平年に比べて11日早い梅雨入りとなります。」と報じていました。これからの奄美の山々の新緑
は一層輝きを増します。私はこの時期の奄美が最も大好きです。
今朝は,天気予報どおり雨が降っています。午前中に校内の雨漏り箇所を点検しました。昨年度と同様で大きな被害はないようです。
私がとても気かがりなのは,昨年10月の奄美豪雨でのがけ崩れの傷跡が島内に数多く残っています。梅雨に入り二次災害がないことだけを祈っています。
名柄・佐念集落は,お年寄りが元気です。毎週土日は4時になると御覧のとおりです。
名柄校の運動場では,グランドゴルフで笑ったり,「しまった。」と言ったりしながら楽しくまわっています。
旧保育所の横では,お互い戦術を確認したり指示したりしながらゲートボールを楽しんでいます。
名柄・佐念のみなさんは,お互いが思いやり助け合い,そして,人生を楽しみながら日々心豊かな生活を送っていると感じています。
今日,物質的豊かさ,金銭的豊かさ,都会的な便利さなど,人間はいろいろな豊かさを求め,また必要とします。しかし,私は,名柄に住み,子どもや保護者,地域の皆様と共に生活する中で,精神的な豊かさが人間にとって最も大切ではないかと感じています。
さて,私の大きな夢の一つに,子どものいる家庭が名柄・佐念に移り住み,これまで以上に子どもたちの声がこだましたり集落内を遊びまわったりする光景をイメージしています。
その夢が,一歩実現に近づこうとしています。村当局や教育委員会の協力・理解と,校区民の活性化への熱い思い・熱心な取組で,半年後ぐらいには村の事業としてスタートできそうです。
今後,体験入学のための宿泊施設の整備,空き家のリフォーム,校区や学校の受け入れ体制の確立,校区民や職員・子どもの受け入れるための心の準備,親の就労場所(就職の斡旋)など,多くのハードルがあります。(この事業は,あくまでも半年後以降の計画であり予定です。)
しかし,半年後,1年後の名柄・佐念の未来予想図をイメージしながら,校区と学校が連携し一つ一つ解決していきたいと思います。
一年後,お年寄りと子どもたちの元気な声がこだまする校区になっていることでしょう。
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