「見えた,見えた」金環日食
7時前から子どもたちが登校してきます。朝日が昇る東の山から西へと雲が動きます。心配しながら,子どもたちと祈るように東の空を見ていました。
金環日食が観察できるのは,日本の陸地に限ると,1987年9月23日に沖縄本島などで見られた金環日食以来のことです。次回も2030年6月1日に北海道で見られる金環日食まで,18年間起こりません。非常に珍しい現象と言えるでしょう。今回,児童生徒・保護者をはじめ,地域の方にも呼びかけました。
7時過ぎ,雲の切れ間から,日食の様子がはっきり見えました。2階の屋上にいた子どもや職員,地域の方から「見えた見えた!」「すご~~い。」という歓声が上がります。
このような自然の神秘である日食は,子どもたちに宇宙や自然への興味を持つ機会になるばかりではなく,将来への夢や元気を得る機会にもなり得ます。この日の大きな感動が,子どもたちの記憶に末永く刻み込まれることでしょう。
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