うらやましい名柄っ子
朝のラジオ体操のあと,老人会長さんが「今からドラゴンフルーツの受粉作業
に行く。」と言われたため,見学させていただくことにしました。老人会長さん
宅のドラゴンフルーツは雌だけなので,近所の方から花粉をいただいて,自分で
受粉作業をするというのです。花は午前中しか咲いていないらしく,早く作業を
しなければなりません。
花粉を分けていただく家に寄り,一言声をかけ,花粉を取り袋に入れます。そ
の後自分の畑に行き,取ってきた花粉をドラゴンフルーツの花の上にのせるので
す。上品なクリーム色の大ぶりの花に手際よく,次々と花粉をのせていきます。
5分ほどで受粉作業は終了しました。
周りを見るとパパイヤ,バナナが実をつけているのが見えます。足元にはなん
とパイナップルの実まであります。近所の畑にはパッションフルーツ,さつまい
も,里芋の葉が茂っています。カボチャやオクラのかわいらしい花や実も見えま
す。どの畑にも立派な野菜や果物が実っています。見ているうちにこちらまでう
れしくなってきます。今年の夏,名柄の祖父母宅に帰省してきた子どもたちはき
っと祖父母自慢の野菜や果物を自分の手で収穫し,味わったに違いありません。
「自分の家でこんなに立派な果物や野菜が収穫できたらいいだろうな。」と名柄
の子どもたちが少しうらやましくなった朝でした。()
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