ここまで伸ばしてくれてありがとう。
4・6年複式学習指導の校内研究を実施しました。授業の見どころは以下の3点です。
1 子どもが,学習のすすめ方や学び方を身につけ,これまでの学習したことなどをもとに課題を解決していく。
2 読み取ったこと,思ったことを,付箋紙やワーシートにまとめ相手にわかりやすく筋道だてて発表・説明できるようにする。
3 一(児童生徒)対一(教師)の授業を工夫し,多くの人数がいる学級と同じように教師との話し合いや違う考え方を示し,考えを深めたり広げたりする学習にする。
4月から,担任の先生は読み取りの方法や感想の書き方,発表の仕方,一人ガイドのすすめ方などを一つ一つ確実に指導してきました。
2人の子どもたちは,担任の簡潔な説明のあと,声に出して一人で学習の手順を確認し,サイドラインを引いたり読み取ったことを書いたりしていきました。「話すこと・聞くこと」,「書くこと」,「読むこと」,どの活動をとっても実に質の高い優れた実践でした。教師の,これまでの熱心な指導が子どもたちの確かな力となり,音読の声の大きさや間の取り方・強弱,読み取ったことを書く速さ,優れた内容,堂々とした発表の姿など,2人は自信にみちあふれた学習態度でした。
授業後に2人の子どもをほめ握手を求めると,無言でわたしの手を強く握りしめてきました。わたしをしっかり見つめ「どうだ,すごいでしょう!」と言わんばかりの表情でした。この握手は,生涯忘れることはないでしょう。
授業研究の最後のあいさつで,担任の先生のこれまでのたゆまぬ努力を賞賛・激励するとともに,最後に「二人の子どもを,この約3か月の間に,ここまで伸ばしてくれてありがとう。心から感謝しています。」とお礼を述べることでした。
いつも、楽しく拝見させてもらってます。
宇検村の学童が、羨ましくてなりません。担任の先生方の熱意ある教鞭はもちろん、校長先生の常に心温まる配慮。現在子供が学童なら、親子山村留学に参加
したいと思いました。私の住む校区の中学も、児童数の減少で、来年の春で
閉校です。校区社協の地域福祉推進会議の活動計画の中に、中学校の有効活用を
考えるチームができて、「どげんか せんと いかん!」と頑張ってます。
投稿: 海田 都 | 2011/06/30 03:14