詩の授業~くせになりそう?
中学校の国語の先生のお誘いを受け,中学3年生の詩の授業を先週から3時間受け持ちました。中学校の詩の学習のまとめとして,詩の楽しみ方や味わい方をねらいとして展開しました。
小学校の詩教材を4編ほど提示し,詩の特徴である「リズム」を支える表現形式や「感動」について気付かせました。
草野心平さんの「春の歌」の情景や感動を読み取り,生徒は音読記号をつけ上手に音読しました。
しかし,「春の歌」の登場人物であるカエルの冬眠前の会話を題材にした「秋の夜の会話」という詩を与えました。すると2人の生徒は,「死への不安をもっていたが,生きて春を迎えることができたカエルの喜び・安堵感を表現した詩だ。」と詩の内容の認識が大きく変わりました。
その後の音読の表現も大きく変わったのは言うまでもありません。
そして,「奈々子へ」の詩の学習,モデル学習をもとに詩の内容に対する自分なりの気付きや思い,考えを書きこませるとともに,作品の主題についても考えさせました。
作者の情報や作者の他の作品も,「奈々子へ」の作品を読み深める補助教材として与えました。そして,一人一人が自分の詩に対する考えを発表し合い,詩の内容に対する鑑賞を深めました。
2人の中学生,国語の教諭,そして,私となんと4人での学習でしたが,いつもより人数もちょっと多く緊張感があり,子どもたちも詩の学習を楽しんでくれました。
くせになりそうです。
【茶道の作法】
明日は,楽しみにしている茶道体験教室です。
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