一期一会
以前紹介しました東京の小6の男の子です。
夏休みのある日,初対面にもかかわらず気持ちのよい挨拶ができ物おじしないで会話ができる子。
炎天下「東京では経験ないだろうから,草むしりしてみない。」と誘うと笑顔で「やってみたい。」と草むしりをはじめる子。
はじめての奄美の自然に感動し奄美が大好きになり「必ずまた奄美に来たい。」と目を輝かす子。
奄美豪雨のあと,「ぼくは毎日心配していました。」とお見舞いのはがきを送ってくれる子。
年の瀬に奄美を感じる品物を送ると,「すぐにお礼の電話をしたかったのですが,少しはずかしかったので手紙にしました。」と近況を知らせる手紙と写真を送ってくれる子。
わたしは,夏休みに一度だけ会って話をしただけです。
まさに一期一会,人との出会いをこんなにも大切にする男の子にとても感動しています。
わたしは,名柄の子どもたちに「小さな出会いを大切に育てていくことで、人生の中での大きな出会いになることもある。」ということを伝えたいと思います。
ちなみに一期一会(いちごいちえ)とは、茶道に由来する諺です。千利休が,「一期に一度の会」という一文を残しています。茶道の一番大切な心得として『こうして出会っているこの時間は、二度と巡っては来ないたった一度きりのものです。だから、この一瞬を大切に思い、今できる最高のおもてなしをしよう。』と解釈できます。つまり,一生にただ一度の出会いを大切にしなさいという意味です。(井伊直弼「一期一会」という言葉にして世の中に広めた。)
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