即ち除日に講を起こす
2010年,7名の子どもたちは,熱心な職員の指導や貴重な体験をとおし,心も体も頭も大きく成長しました。
【2学期の反省と3学期への抱負の発表】
終業式の今日,わたしは一人一人の成長や努力を賞賛したあと,子どもたちに以下のような内容を話しました。あらましを紹介します。
みなさんは,冬休みや3学期の過ごし方をどうするか発表してくれました。正月からは新しい気持ちでがんばるぞ,三学期こそはと決心を固めている人が多かったです。
今日は,学年末,年の暮れです。みなさんに送りたい言葉があります。(子どもたちに「即除日起講(即ち除日に講を起こす)」と書いた資料を見せながら。)
江戸時代の優れた学者である林羅山のところに,大晦日,一人の少年が「来年から,ぜひ学問を教えてください。」とお願いに行った。
すると,先生は少年に「お前が勉強したい気持ちはよく分かった。それほど勉強したいのに,なぜ来年から始めるのか。学問には,区切りはない。早速今日,今すぐはじめよう。」そう言って,大晦日のその日から講義つまり勉強を始めた。
本気でやる気があるなら,今日,今すぐにはじめなさい。明日から,3学期こそと考えることも大切です。しかし,考えているだけで,それまでやらない人は,大したことはできない。このことが,「即ち除日(じょじつ)に講を起こす。」の意味です。
今日からすぐに始めよう。今が大切です。
〔皆様への御挨拶〕
今年,私が書くブログは今日で終了させていただきます。(私以外の職員のブログジャックがあるかもしれません。乞う御期待)わずか3か月で約2,500人の皆様が名柄小中学校のホームページを御覧名になってくださいました。
校長として,責任ある学校経営を,常に緊張感をもった学校経営を,という思いからスタートしたブログでしたが,多くの皆様に見ていただいていることは何よりも励みになりました。心から感謝申し上げます。
2011年も子どもたちや職員と楽しくピョンピョン元気に跳ねて飛躍の年を目指したいと思います。
皆様の益々の御多幸を願いますとともに,よいお年をお迎えください。来年もよろしくお願いします。
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