細かい配慮に感謝した調理実習
5,6校時に中学校1,2年生の調理実習がありました。生徒にメニューを尋ねると「鮭のムニエル,粉ふきいも,キャベツとベーコンのスープを作ります。」との答えが返ってきました。各人が自分の分を作るということでしたので授業の様子を見に行くと,真剣な顔つきでじゃがいもの皮をむいたり,焦げないように鮭を焼いたりと,一生懸命調理をしていました。
大人数の学校では班ごとに分担して作ることが多いのですが,本校は少人数のため自分の分を自分で作るということが可能です。今回は家庭科を担当する職員が,「自分で休日の昼食作りでもできたら。」というねらいで個人で調理するという形をとったといい,学習したことを即日常生活に生かせるよう考えて指導して下さっていることに感謝することでした。
この職員は家庭科が専門ではありませんが,今回の調理実習のために自分でも何度か作ってみたといい,子どもたちに自分のものと食べ比べさせ,調理の仕方について言葉ではなく五感で理解させてくれました。子どもたちも切り方やゆで方の違いで味に大きな差が出ることに気づき,「今度作るときにはこういうところに注意したい。」と意欲的に感想を語ってくれました。職員の細かい配慮に感謝した調理実習でした。
コメント