進化する遊び
気温も25度まで上がり,初夏を思わせるような日が続いています。「缶けりするよ~~~。」という声が校内に響きわたります。
私も早速,中庭へ。鬼が決まり,御覧のとおり少ない隠れ場所に子どもたちは身をひそめます。
そして,鬼に見つからないように,隠れ場所から顔をのぞかせ中庭の中央に置いた缶と鬼の距離をはかっています。
以前は,鬼が缶から10メートルぐらい離れないと,隠れ場所から飛び出し缶をけりに行くことはありませんでした。
しかし,最近では,鬼が缶から5メートルぐらいでも、自分に背を向けていると隠れ場所から走り出し缶けりにチャレンジします。鬼に見つかりリスクは高くなりますが,成功したときの気分は最高です。一年生女子もこの技を身につけて果敢にチャレンジします。
こうなっては,鬼もたまったものではありません。缶から離れずすばやい動きで四方に目を配ります。すると,捕まった子どもたちが,「あっ来た!」とか「もう少し離れて!」とはやし立てるのです。
鬼も3回以上やると,心が折れてきます。そこで最近ルール改正がありました。「3回目の鬼になったとき,最初に見つかった人が鬼になる。」
という心優しいルールです。
遊びは,みんなが仲良くそしてより面白くなるように進化していくんだなあと感じています。
今も昔も一緒です。子どもって,創造力のかたまりです。
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