宇検村立名柄小中学校
鹿児島県大島郡宇検村の名柄という集落にある,小中併設の学校です。 学校の規模は小さいですが,みんななかよく元気に頑張っています。 〒894-3521 鹿児島県大島郡宇検村名柄1263番地 TEL 0997-67-6456 FAX 0997-67-6456 Mail nagara2002@po12.synapse.ne.jp
午後から小学生3人が「釣りをしに行く。」と聞き,堤防に出かけました。
堤防に着くと老人会長さんが釣りの準備をして下さっています。子どもたちは
「早く釣りたい。」と老人会長さんの手元をわくわくしながらのぞきこんでいま
す。
見ている間に小3女子の竿に12,3㎝のメバルがかかり,「今日の晩御飯!」
とうれしそうです。
老人会長さんはよく子どもたちを釣りに連れていって下さり,名柄校の子ども
たちをいつも見守って下さっています。
この4月に京都から親子山村留学で転校してきた3人の子どもたちも老人会長
さんの孫のようにすっかりなついています。
老人会長さんだけでなく集落の方たちはいつも子どもたちのために力を貸して
下さり,見守って下さっています。改めて名柄校の子どもたちがいろいろな人に
支えられていることに感謝することでした。
朝から強い日差しが照りつけ,早くも夏のような気温です。田検中の子どもたち
がタエン浜へ自転車遠足をすると聞いていましたので,簡単なおもてなしをするこ
とにしました。正門前に長机を置き,麦茶と黒砂糖を準備。校舎の玄関にはトイレ
案内の黒板を置きます。
9時半前,自転車に乗った中学生が「こんにちは。」と元気よく挨拶をしながら
次々にやってきます。
20分ほど休息をとり,「ありがとうございました。」とまた元気よく自転車を
こいでいきました。 しばらくして,田検中の教頭先生から「おもてなしをしてい
ただいてありがとうございました。子どもたちも職員も本当に喜んでいました。」
と感謝の電話がありました。帰りもまた20分ほど寄っていただき,子どもたちは
もちろん職員からも感謝の言葉をいただきました。
簡単なおもてなしのつもりがこのように相手に喜ばれ,感謝されたことにとても
うれしく思いました。普段から「させてもらってありがとう。」という気持ちで何
事も行おうと言っていますが,まさにそういう思いでいっぱいになりました。
今日の昼休みは,屋外組と屋内組に分かれて楽しんでいます。屋外組は,なんとティーボール。少人数の名柄校にとっては野球スタイルを存分に楽しめるスポーツ。しかし,止まっているボールでもなかなか上手に打てません。来週からブームになりそうです。
屋内組は,「校長先生,絵を描きたいんですけど,何かありませんか?」早速2階の美術室へ。胸像やくだもの模型,花瓶など……モデルがいっぱいです。彼女が選んだものは花瓶です。一年生も合流し二人で楽しく描いていました。
下校のとき,子どもたちが校長室までやってきて「さようなら」と声をかけてくれます。「今日も楽しかった。」とたずねると笑顔で「はい楽しかったです。」職員の日々の努力のおかげです。
明日は,浜下り。豊かな自然の中での感動体験,楽しい体験となることでしょう。
「授業がわかる」,「学習が楽しい」,「学習の中で先生や友達に認めてもらっている」……。分かる・できる授業の展開は,子どもたちの学校の楽しさと学校生活の充実感・達成感に直結していると考えています。
今年度も,毎日じっくり授業参観し先生方と共に授業づくりを考えたいと思っています。教頭先生が出す週報に○印を毎日2~3学級決めていただき参観の予告をします。
今日も,先生方の熱心な学習指導が展開され,子どもたちも集中して学習に取り組んでいました。
導入でゲームを取り入れ意欲を高め学習課題の焦点化を図る授業。
資料等をもとに一人調べをさせ,多面的・多角的に読み取らせる授業。
具体的な指示を与え,ワークシート等で間接指導の充実を図る複式学習指導。
約20日間で,発表態度や言葉遣い,姿勢などもきめ細かな指導がなされ,先生方と子どもたちの信頼関係の深まりも感じられました。改めて,楽しい学校生活は授業が基本だと感じることでした。
〔追伸〕
休み時間に「校長先生,絵を描いたので見てください。」と小3女子が来てくれました。家の前の美しい山の緑と海に沈む夕日の絵でした。彼女の夢は画家になることです。
わたしは,日ごろから「子どものためにいいと思うことがあったらどんどん形にしてください。」「係や教科の枠をこえてどんどん提案していきましょう。」とお願いしています。
昨年もそのような提案が数多く出されたのですが,今年も職員がすばらしい働きかけをしてくれています。
オープンスペースに,「ソラマメ君のベッド」ととれたてのソラマメが掲示されています。絵本の世界がそのまま体験できます。「ソラマメ君,気持ちいいだろうな~~」子どもの声が聞こえそうです。
「あんたがたどこさ」?の歌に合わせた,リズムジャンプの運動。私も何度も挑戦しましたが,なかなか最後まで行きません。でもとっても楽しかったです。
この二つを提案してくださったのが,中学校数学の先生です。子どもたちがとても喜んでいます。
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