宇検村立名柄小中学校
鹿児島県大島郡宇検村の名柄という集落にある,小中併設の学校です。 学校の規模は小さいですが,みんななかよく元気に頑張っています。 〒894-3521 鹿児島県大島郡宇検村名柄1263番地 TEL 0997-67-6456 FAX 0997-67-6456 Mail nagara2002@po12.synapse.ne.jp
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学校は,年末年始の休日になりました。子どもたちの姿は学校にはなく,各家庭で手伝いや学習に励んでくれていることと思います。
休日ではありますが,学校は公的な教育施設であり,子どもたちの学習の場です。他の公共施設より以上に施設設備の管理・保全に努めなければなりません。
昨年は,イノシシの被害に悩まされる冬の日々でしたが,今年は学校は被害はありません。しかし,今年も佐念集落では,畑の一部が荒らされていたようです。
これは,昨年の校庭です。
山に自分たちの好む食料が少なく,里へ下りてきて,ミミズを食べていたのだそうです。
これは,今年の校庭です。
イノシシさん,今年は山の中だけで過ごしてね。と,お願いしているところです。
学校の玄関から中に入ると,工夫した設営がたくさん見られます。
見たくなる設営,次が楽しみな設営,学習につながる設営,それらを少し紹介します。
1 月毎の行事写真
掲示担当の職員が,毎月,内容とレイアウトを工夫して作成しています。
2 それをよく見ると
コメントは英語です。担当者の専門教科は英語です。小学生でも,絵から英文の意味を想像できます。
3 階段には
ここは,中学生が一日に何度も通ります。また,給食後のはみがきの時間には,小学生もよく見ます。そうです。よく目に入るという工夫です。
4 歴代の卒業生写真
学校を訪れたOBの方々は懐かしそうに当時を振り返ります。
5 冬休みの図書室
時と場に応じた設営,誰もが見たくなる設営,楽しみな設営,大切な教育環境の一つです。
2010年,7名の子どもたちは,熱心な職員の指導や貴重な体験をとおし,心も体も頭も大きく成長しました。
【2学期の反省と3学期への抱負の発表】
終業式の今日,わたしは一人一人の成長や努力を賞賛したあと,子どもたちに以下のような内容を話しました。あらましを紹介します。
みなさんは,冬休みや3学期の過ごし方をどうするか発表してくれました。正月からは新しい気持ちでがんばるぞ,三学期こそはと決心を固めている人が多かったです。
今日は,学年末,年の暮れです。みなさんに送りたい言葉があります。(子どもたちに「即除日起講(即ち除日に講を起こす)」と書いた資料を見せながら。)
江戸時代の優れた学者である林羅山のところに,大晦日,一人の少年が「来年から,ぜひ学問を教えてください。」とお願いに行った。
すると,先生は少年に「お前が勉強したい気持ちはよく分かった。それほど勉強したいのに,なぜ来年から始めるのか。学問には,区切りはない。早速今日,今すぐはじめよう。」そう言って,大晦日のその日から講義つまり勉強を始めた。
本気でやる気があるなら,今日,今すぐにはじめなさい。明日から,3学期こそと考えることも大切です。しかし,考えているだけで,それまでやらない人は,大したことはできない。このことが,「即ち除日(じょじつ)に講を起こす。」の意味です。
今日からすぐに始めよう。今が大切です。
〔皆様への御挨拶〕
今年,私が書くブログは今日で終了させていただきます。(私以外の職員のブログジャックがあるかもしれません。乞う御期待)わずか3か月で約2,500人の皆様が名柄小中学校のホームページを御覧名になってくださいました。
校長として,責任ある学校経営を,常に緊張感をもった学校経営を,という思いからスタートしたブログでしたが,多くの皆様に見ていただいていることは何よりも励みになりました。心から感謝申し上げます。
2011年も子どもたちや職員と楽しくピョンピョン元気に跳ねて飛躍の年を目指したいと思います。
皆様の益々の御多幸を願いますとともに,よいお年をお迎えください。来年もよろしくお願いします。
12月22日水曜日,2010年も残すところあと9日。そして,子どもたちが登校するのもあと終業式の1日だけです。ということは,今日が今年最後の給食です。
名柄校の給食は給食調理員さんが,16年間子どもの幸せや笑顔,健康,成長を祈ってつくり続けてきました。
今日もおいしくいただきました。来年も愛情たっぷりのおいしい給食楽しみにしています。
そして今日は,小学生が楽しみにしていたもちつき大会。
昔ながらの杵と臼を使いペッタンコ,ペッタンコ。
タイミングを見はからって餅を返します。
さあつきあがりました。どんなおもちにするかな?
あんこ餅にも挑戦しました。ちょっと早いお正月気分!!
「季節を感じる体験」「伝統を感じる体験」「知恵を感じる体験」「人とのかかわりの中で心のぬくもりを感じる体験」……子どもたちを見ていて,そんな体験をもっともっと経験させたいと感じることでした。
本校の職員は,年間をとおして教室だけでなく校内のいたるところに子どもたちにとって,楽しい設営の工夫をしてくれています。今日も,また校内に新たな変化が見られました。
手作りのクリスマスツリーです。子どもたちが色紙でツリーを飾っていくような楽しいアイデアにしてあります。
わたしも,実は今日サプライズを考えていました。お世話になった方から,昨日ボンタンが届きました。
奄美大島は,島ミカン,ポンカン,タンカン,金柑など柑橘類も豊富です。しかし,ボンタンはあまり見る機会がないようですので,「校長先生からの挑戦状」(パート3)を実施しました。
今回の課題は,ボンタン・ポンカン・金柑の『重さを当てよう』です。ヒントは,ゴルフボール40g,鉄アレイ1kgです。
子どもたちは,両手や片手で持ったり,二つを持ち比べたりして,解答用紙に重さを予想していました。
ピタリ賞は,ボンタンプレゼントかな?
このたび名柄校が第11回環境美化教育優良校等表彰におきまして,優秀賞・協会会長賞を受賞しました。この賞は,全国の小中学校の中から,環境教育に独創的,継続的に取り組み「公共の場所の美化」などを実践している学校が都道府県の推薦によって表彰されたものです。
これまでの「朝のボランティア清掃」「集落清掃」「空き缶拾い」「海岸清掃」などの活動が認められ,「散乱防止活動部門」(最優秀賞4校,優秀校6校,優良校27校)の中で全国の優秀校に選ばれました。
鹿児島県からは,名柄小中学校と日置市立土橋小学校の2校でした。
そのことが,郷土の二つの新聞社にも大きく取り上げていただき,子どもたちや職員,地域の皆さんも喜んでいます。
【南海日日新聞の記事】
【奄美新聞の記事】
すばらしい名誉ある賞です。子どもや学校の伝統ある活動が,全国でも優れた活動として認められました。
これからも,郷土を愛し地域や社会のために努力・貢献できる心豊かな子どもたちを育てていきたいと思います。
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